崩壊線

気付けばいつの間にかだった
あんな事をしてる人の気が知れない
そう思っていたはずなのに

いつの間にか堕ちていた
快楽と欲が満ちた場所
僕の中の崩壊線
崩れ去るのは一瞬なのか

堕ちながら思った事がある
崩壊線というのは 実は
いくつかあるのではないかと
ただ 1つ目が崩れた後は 
凄く 速くて 気付かないのかもしれないだけ
脆くなっていくんだと

修復は可能だろうか
ドミノのように崩れてしまった後でも
僕は人事のように 自分を観ている
不思議なくらい冷静に
壊れる事を 楽しむかのように
どこまで堕ちるのかと

人はとことん堕ちればきっと
また 振り出しに戻れるような気がして

だから今日も それを願いながら 
僕は自分を見つめている事にするよ









title:ちはや
poem:セセラ