二段ベッドの王様

軋むベッド
冷えた身体を
あたためる
眠りに就く前に
思い出すのは
彼の笑顔と声

ねぇ、今あなたは
何をしていますか
あたしと同じように
眠りに就こうとしているのですか

まだ忘れられない
会えなくなった今でも
あたしのこころ
支配しているはあなた
支配して、離さない












title:木瀬巡
poem:憂菜