果ては巡る雲か 落ちる月か

絶え間ない雲の隙間の陰の中

僕の心はどこへゆこう。

君を探してどこへゆこう。

世界の限りのまだ先へ

果ては巡る雲の彼方

落ちる月の裏側か


残された僕は未だここに。

君のいない世界を、今旅立つよ。







title:一月縁
poem:雨音