+スウィートメア・ビフォア・ニューイヤーデイ+






 新聞部長が自分から俺のことに首を突っ込んでくるのは別に珍しくはない。それにそのほとんどは別に俺が望んでそうしてもらったものじゃないし、またこいつの介入によって得られた結果が俺にとって全くの得であるということもあまりというかほとんどない。大体は俺にとってのマイナスを限り無くゼロに近くするための何かを騒がしく手伝ってくれるだけだ。もっと他に良い方法はあったんじゃなかろうか、と考える隙を大いに残すほどには、騒がしく。

 だが今回こいつが言い出したことでいつもと違っていたのは、
「鳴海さん、お家の大掃除のお手伝いでしたら是非とも私にさせてください!」
 その内容が俺への全くの慈善活動だったことだ。言葉の印象では良くないが、少なくとも今までのこいつの腹黒い魂胆あっての活動や計算高さゆえの策士っぷりを知っている俺には、素直に喜ぶことは出来なかった。
「……今度は何を企んでるんだ」
 訝しんでも無駄なことは知っている。こいつが何か企んでいてそれを秘めるつもりであるならば俺に知れる筈がない。そして稀にその魂胆を打ち明けてくれたとしてもそれは大抵俺の思考を遠く離した狡猾で凄惨なものだから。
「人の好意に対して何を企んでるんだ、はご挨拶ですねぇ」
 半目で尋ねる俺に、どこか面白そうにこいつは肩を大袈裟に竦めて見せた。
「まどかおねーさんがお家にいなくて、年末のお掃除大変でしょう?」

 場所はマンションの玄関、半開きのドアを挟んでいきなりの来訪者と向かい合っている。時は12月31日。大晦日だ。正月様を迎えるために家を大掃除して綺麗にするのは新年を迎えるための通例行事。家が汚かったからと言って正月が来ないかと言えば決してそうではないが、少なくとも俺は大晦日にはいつも以上に念入りに家を掃除する習慣を持っている。特に普段から散らかしている家ではないが、ここぞとばかりに窓のサッシからカーテンレールから蛍光灯の裏から、普段手を出さない場所を徹底的に掃除する打って付けの日だ。何も大晦日でなくても良いのだろうが、『大掃除の日』と強く認識されている日であればそれだけやり易い。
 姉さんは先週からちょっと巷を騒がせている放火魔の捜索で、少し前から家にいない。緊迫した顔をしながらも「帰るの新年になってるかもしれないわ。おせちの準備よろしくね」などと言って着替えを持って慌しく出て行ったのが3日前のことだ。
 4日前まで顔はおろか性別すらも知れていなかった放火魔も、今では名前も顔も割れて毎日ニュースで過去どんな小学生だったとか、住んでるアパートの近隣の人間からの印象だとかが毎日放送されている。掴まるのも時間の問題だろう。
 しかしまぁ少なくとも今日、大晦日の時点で事件は解決しておらず、姉さんは年に一度の大掃除に参戦できないことには変わらない。かといって家にいたからと言って大掃除の戦力になることはないのは重々承知だ。普段割りと片付いている俺達の家で、気を抜けばすぐにだらしなく散らかるのは姉さんの部屋だし。

「…ちょっと、鳴海さん聞いてます?」
 姉さんが帰って来たときのために、雑煮とおせちの具材にまで飛んでいた俺の思考を目の前のこいつが遮った。
「とにかく!ちょっとした親切心で言ってるんですよ〜、私がお掃除を引き受ければ鳴海さんはおせちの準備に勤しめるでしょう?」
 なぜか思考を読まれた。そして確かにこいつに掃除を任せておけば俺は料理に打ち込める、という考えが頭を過ぎる。
「………」
「ほら、ね、いいでしょう?」
 親切心どころかこいつはよっぽど暇らしい。なぜそこまで他人の家の掃除を手伝いたがるのかはよく解らない。まさか家に盗聴器でも仕掛けようとしているんじゃないだろうかなどと思ってみる。だがふと思いついた考えがあまりにもリアル過ぎて俺は少しだけ怖くなった。
「何か見返りの希望でもあるのか?」
「まだ言いますか…」
 俺の言葉にこいつは一瞬目を吊り上げたが、怒りを出さずに呆れで脱力したようだった。今の言葉でこれなら、まさか家に盗聴器仕掛けるつもりなのかなどと言ったらどんな反応が返ってきたのだろうか。
 とりあえず俺は警戒するのをここで打ち切り、親切心で申し出ているというこいつの言葉を本当に暇で仕方無いからという風に受け取ることにした。それじゃあよろしく頼む、と言ってドアを大きく開き、どこかしてやったりと言った憎たらしい笑顔を浮かべている新聞部長を招き入れたのだった。


 決してだらしのない性質ではないこいつは、実際に大掃除要員として純粋に役に立った。部室も常に使いやすく快適に綺麗にしてあるように、他人の家であるここでも鼻歌混じりに窓をぎゅぎゅぎゅと拭いている。窓のサッシを隅々まで拭いた後、カーテンのレールを拭く為にカーテンを外し始めたその手順に少々感心した。
「鳴海さん、カーテンまだ洗ってないですよね?」
「ああ。洗濯機の場所は…」
「はいはい分かってますってバッチリと」
「……」
 勝手知ったる他人の家、こいつは正にそんな感じだったし、これについて今更突っ込むのも野暮というか阿呆らしくなってくるので俺は何も言わず好きにさせることにする。盗聴器の件に関しては不安は残ったが、それも考えてみれば今更過ぎる不安である。取り付けられているのならとっくだろう。俺の体内にだって不思議はない。
 シュールなんだかリアルなんだか分類に困る空想をしながら、俺は掃除は完全にこいつに任せることにして、しゅんしゅん言ってる鍋に切った野菜を放り込んだところで、「あ」年越し蕎麦の準備をすっかり失念していたことに気付く。
「どうしたんですか?」
「いや…買い物を思い出して…」
 行事の、特に料理に関することに大しては忘れていたなどと言いたくない。変なプライドが言葉を濁らせる。
「そうなんですか?それじゃあ私お掃除しながら留守番してますよ」
「…何か変なことするなよ、家に」
「鳴海さん、どんだけー」
「…………」
 ジト目と抑揚のない声を背中に受けながら、エプロンを外して財布を掴む。
「それじゃ、ちょっと行ってくる」
「はーい、気をつけてくださいね!」
 手には絞ったばかりの雑巾とミニ箒を持ちながら、ドアが完全に閉まるまで見送られてしまった。いつもの学校、部室でのやりとりとほとんど変わらないがこれが自分の家となると途端に奇妙な感じがする。その違和感に首を傾げながら、俺は凍りつきそうな白い空の下に蕎麦を求めて階段を下り始めた。

 大晦日の昼下がり、商店街は人ごみで騒がしかった。皆どうして前もって準備しておかないのか実に不思議になる。正月の雑煮とおせちの準備は万端で年越し蕎麦の準備をすっかり忘れていた俺も俺だが。
 こんな時間になって蕎麦が買えるかかなりの不安になる。頭の中の店リストをあらいながら歩いていると、不意に後ろから声を掛けられた。
「お、鳴海弟じゃん。何してんだこんな所で」
 見慣れた赤い髪と眼鏡。浅月香介が寒さで肩を怒らせながらへらりと笑った。商店街にいる人間に向かって何をしてんだとは実に頭の悪い質問だ。たぶんあんたと同じことだよ、などと切り返したいがそれも面倒でとりあえず同じように返してみる。
「あんたこそ何やってるんだ、商店街で」
「商店街にいたらてめー、買い物に決まってんだろ」
 俺の皮肉にも気付かず答えながら、背伸びして斜め向かいの店を見やる。
「亮子が蕎麦食うんだって聞かなくてよ」
「年越し蕎麦か」
「俺はそーゆー習慣割とどうでも良いからって準備しなかったんだけどな、それ聞いたら怒っちまってよー、蕎麦も食わずに年が越せるか!とかって」
 二人のそんなやりとりが目に浮かぶ。客観的に見ると高町の方が何をそこまで蕎麦に拘る・と突っ込んでやりたいが俺も果てしなく同じような部類の人間なんだろう。
「あの店、粉屋ってことは…手打ちにするのか?今から?」
「あー、なんか最近料理に目覚めたみたいでよ、変なとこ職人気質なんだよなあいつ」
 そう言って肩を竦める。本当に蕎麦を食べれるかどうかなどどうでも良いことなんだろう。
「それじゃあ、年越し蕎麦が食べたいというよりは蕎麦を打ちたいだけなんじゃないか」
「そりゃ言えてる」
 くつくつと笑って、店の中から出てきた高町を見つけると大手を振って合図する。
「ま、大晦日は一年の集大成だからな、終わりよければ全てよし、って具合に。最後は一緒に蕎麦打って共同作業で締めようってコトよ」
 そう言うと浅月は、合図に全く気付かずに、だがこいつを探してキョロキョロしている高町の元へ走って行った。
「………」
 一年の集大成、共同作業、ね。浅月の言葉を反復しながら嘆息する。最後の最後で忘れ物をしてしまったなどと考えると少しだけ気が滅入った。
 腕時計を見やると時間は4時を回ったところで。今から家に帰って蕎麦を打っても間に合う時間だ。高町を見習うわけではないが、浅月の言葉を鵜呑みにするわけではないが、少し共感してみようと思う。


「鳴海さん、お帰りなさい!」
 ドアを開けるとすぐにパタパタとスリッパを鳴らしてあいつが走ってきた。「お帰りなさい」この言葉に、玄関まで出迎えるこいつに、俺はまた違和感だか何だかの奇妙な感慨を覚える。ドアを開けると名前を呼ばれて、走り寄られるのはこれまでと同じで。掛けられる言葉が違うんだ。「いらっしゃいませ」じゃなくて「お帰りなさい」って。
「……」
「え、そば粉?鳴海さん、今からおそば打つつもりですか?」
 俺の手がぶら下げている袋から透けている蕎麦粉の字を見つけ、驚いたように言う。
「ああ。じゅうぶん間に合うさ」
「でもコンロは…埋まってるんですけど…」
 煮詰めている途中の黒豆と雑煮の出汁のことを言ってるんだろう。俺は靴を脱いで首からマフラーを外しながら台所に向かった。
「それは退けとけ。正月迎えても大丈夫だろ、蕎麦は今年中、今日中に食べないといけないんだぞ」
「…!鳴海さん、年越しそば食べないと年が越せないタイプですか?」
 くすくすと笑われる。からかう風でなく、面白そうに。
「掃除はもう終わったのか?」
「ええ、ばっちりですよ!」
 普段から片付いていたリビングは見違えるほど…とまでは行かなかったが、神経質な掃除の仕方をしたのが見てとれた。窓はガラスがあるのか分からないくらい磨かれているしカーテンも洗い立ての物が下げられていて洗剤の匂いがする。蛍光灯もどこか白さを増したような気がするし部屋全体の空気が一段と綺麗になった気がした。そして何より素晴らしいと思ったのが、その掃除片付けが姉さんの部屋にまで及んでいたことだった。
「鳴海さんの部屋はこれから手掛けようと思ったんですけどねー、まどかおねーさんの部屋に思ったより手間取りまして」
「本人にそう言い聞かせとくよ」
 俺はこいつの弾むような報告を聞きながら着々とエプロンを着直して手を洗った。戸棚からボウルや小鍋、必要な道具を取り出してキッチンテーブルに広げて行く。
「それじゃああんた、蕎麦打つの手伝ってくれ」
「ちゃんと年が越せるように、ですね」
「ああ」
「良いですよ、今年最後の共同作業ですね!」
「―――、」
 大きく頷きながら放られた言葉に一瞬絶句してしまう。共同作業。言う人間によってこんなに受ける感覚が違うのは何だろう。何だこの違和感は。
「…あの、鳴海さん?」
 気付けば絶句したままこいつの顔を凝視してしまっていたようで、居心地悪そうに首を傾げるこいつの言葉に我に返る。
「…いや、何でもない。共同作業とか言うな、結婚式じゃあるまいし」
 俺の言葉にこいつは一瞬きょとんと目を丸くする。しかし次々と渡される調理用具を俺から受け取りながら「今のは意外でしたよ」などと零した。
「照れてる人の発言じゃないですか、鳴海さん」
 俺はその言葉には答えなかった。全くもって言葉が見つからない。


 空になった椀を流しに運び込んで食卓を片付けたら11時半を回っていた。
 明日は早起きして雑煮に取り掛からないとな、などと考えてコンロから外されている大なべを見やる。温水で椀を洗っていると、食卓を拭いていたあいつが急に素っ頓狂な声を上げた。
「あぁっ!!!」
「、何だよ一体」
「鳴海さん、外見てください!雪ですよ雪!!!」
「あぁ、今日は一段と冷えてたからな…やっぱ降ったか」
「そんな淡々とした解説なんか求めてないですよ!さぁ鳴海さん!」
「……何だよ、さぁって」
「外に出ましょう!」
「なっ…」
 バカかあんたは、という言葉が飛び出そうになったのを慌てて止める。
「この寒いときに…何でわざわざ雪が降り出してから外に出るんだよ」
「じゃー譲歩してベランダで良いですよ」
「同じだ!大体何だよ譲歩って」
 思わず声を荒げて突っ込んでしまう。そして俺はここではじめて、こいつの今日の一連のボランティアの意図を悟るのだった。
「だって鳴海さん、私に借りがあるんじゃないですか〜?」
「………」
 結局見返り求めていたんじゃないか。ていうか掃除の礼が一緒にベランダに出ることなんてこいつはつくづく変わってる。
「お掃除の借りと、お留守番の借りと、一緒におそば打って食べた借りですね!」
「何で蕎麦を食べたことが俺への貸しになるんだ」
 そういうやりとりをしながらも、既にこいつはベランダに出ていて、俺も続いて上着を羽織りながら右足をベランダに出したところだった。途端に刺すような冷気がやってきて、全身が一気に総毛立った。怯みそうになるがどうにかベランダに出て、ガラス戸を締める。掃除を手伝ってくれたことは確かに助かった。だからそれを貸しだと言うのならば、一緒にベランダに立つことが借りを返すことになると言うのなら。出てもいいと思うまでもなく結論付けたのだ。
「蕎麦は言っておくが、俺が一人で打った方が半分の時間で済んだぞ」
「共同作業っていうのが良いんじゃないですか〜。ホラ、今日は大晦日なのにおねーさんがいなくて寂しかったでしょう?」
「…そういうあんたは、」
 言いかけてふと口を止める。
「……何ですか?」
 今日、姉さんが家にいたならここに来ることもなかったのだろうか。蕎麦を打って食べることもなかったのだろうか。そもそもこいつはなぜここに来た?こいつの家の掃除は良いのか。こいつの家での年越しは良いのか。
 寂しかったのはあんたじゃないのか。
「別に、何でもない」
 俺はこいつが俺にそうしたように、からかい口調で「寂しかったでしょう」なんて言えなかった。洒落にならないような感じがしたから。こいつは絶対に寂しかったんだと解っている俺がいるから。こいつが今日家に来て掃除を手伝ってくれて(ほとんどこいつがしたんだが)蕎麦を一緒に打って食べたことを、良かったと少なからず思っている俺がいるから。
「何ですか。気になりますねー」
 しんしんと雪が舞い降りてくる。大晦日から元旦に掛けて強力な寒波と大雪がやってくると天気予報が言っていた。一年の最後の日が大雪か。一年のはじまりの日が大雪か。

「……なぁ」
「はい」
「本当にこうして、ここで雪見てることが借りを返すことになるのか」
「…何でですか、鳴海さん私に何か別の形のものを返したいと思ってるんですか?」
「いや…ただ、あんたが貸したと思ってることを借りたままにするのは嫌なんだよ」
「何でですか」
 こいつは今日何回、何ですかとか何でですかとか言ってるんだ。俺が言わしているのか。そんなに意図不明なことを俺は言っているのか。
「良いじゃないですか、鳴海さんは普段から私に借りっぱなしでしょう」
「…だから嫌なんだよ」
 寒さで声が少しだけ掠れる。俺の言葉にこいつはふいと顔をこちらに向けた。先程と同じような、きょとんとした顔をしている。
「鳴海さん、今日は少し変ですねぇ」
「何が」
「何か今日は、素直ですね」
「はぁ?」
「…今、何時ですか?」
 微妙に噛み合わない会話。寒さのためにいちいち突っ込んだり軌道を戻すことも面倒になってくる。俺は部屋の壁に掛かっている時計を目の端で見て、11時57分くらいと答えた。
「雪、いっぱい降り積もったら良いですね」
「あんた雪好きなのか」
 嬉しそうに笑う顔、鼻の頭が寒さで赤くなっている。寒さで少し震えているような状態でそれでもベランダにいたがるのはどうしてだ。やっぱり雪が好きだからか。
「雪は綺麗ですよ。そして雪じゃなくても、降り積もったら素敵じゃないですか」
「雪じゃなくても?」
「ええ。雪じゃなくても。」
 そう言って静かに頷いた。自分だけが解ってれば良い、って言うのか。それは卑怯だ。こんな寒い中に付き合わせておいて。
 雪以外に何が降り積もれば良いって言うんだ。

 こいつとここでこうしていることがこいつへの借りを返すことに繋がるのか。どうかしてる。俺が返しきれないと思っているほどの借りをこいつはここでこうしているだけで良いと本当に思っているのか。その意味を考えろというのか。
 いつの間にか日付が替わって3分が経っていた。

「降り積もりましたよね」
「…?」
「ほら、一年の集大成じゃないですか、大晦日って」
 一年の集大成、共同作業。借りを返すだとか雪が降り積もれば良いとかそれ以外のものが降り積もっただとか。
 こいつが今日朝から俺を手伝いにやって来たこととか、俺はそれに応じてこいつを招き入れたり(そう、いつも部室でこいつが俺をそうするように)一緒に蕎麦を打ってそれをこいつが共同作業だとか阿呆なことを言ったり(浅月も言っていたが。大体この二人は思考がどこか似ている)。
 一年の最後の時間をこいつと二人でいた。
 降り積もる雪。
 二人で。
「そして一年の計は元旦にあるんですよね!」
 一年の最初の時間にこいつと二人でいる。
 降り積もる雪。
 二人で。

 ここでは本当ならば、あけましておめでとうとか。今年もよろしくだとか。そんな言葉を交わすのが普通じゃないのか。
 すっかり失念していたものを慌てて準備し始めてまで、年を越すために蕎麦を用意してまで、俺は世に言う「普通」を守ったのに。
 そして最後まで、最初から、俺の思考を読んだこいつは実に嬉しそうに言う、
「一年の最後も、そして最初も、鳴海さんと一緒ですねー」


 俺は何も答えなかった。

 たぶん、そう考えてみればさっきから。いやいつからなんて解らないけど。こいつにぐらりと来ているのだ、不覚にも。
 言葉が見つからない。
 俺には何も答えられなかった。













end.






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はい、一年の集大成はらぶらぶ鳴ひよで締めてみます(笑)
今年も管理人とサイトに愛をたくさんありがとうございました〜!
みなさんよいお年を!^^*   2007/12/31



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