力じゃない

資格じゃない



欲しいのは何からの自由だろう


























繋いだら離せなくなる、
そんな理由であなたが私の手を拒んだのなら



もしかしたらそんな幸せなことは、ないのかもしれない。




















光なんか見えない世界で信じられるものは
きっとあなたの心の奥にある私と似た暗黒だけで
それだけが希望なんだから。





















繋いだ手は暖かくそれでも信じられず

遠くにある手は冷たく だから何よりも真実





















そう思わせて、とどれほど消えゆく声で叫んだか。



























信じることは何よりも怖く、
思いこむことは何よりも簡単で だから怖かった
























あなたを信じるこの心が虚構でなければいいな






















さぁ あなたに何が起こせますか
そんな眠ったままの冷たい熱ではこのシナリオは焼けませんよ



















逃げ場所ならいくらでもあった




一番欲しかったのは戻ってくる場所

戻ってきてもいい場所、じゃなくて。























何に価値があるのかなどわからない。
自分が腐り落ちていく虚構ばかりを追い続ける人間にそんなものを求めるな








……でも。
あなたが呼ぶこの名前だけは、・・・































このまま時が止まればいいなんて。

このままあなたの隣にいれたらいいなんて。

あなたの瞳の片隅にでも私が映ればいいなんて。





あなたに会えたこと、
あなたの隣に立っていること、
あなたの名前を呼ぶこと、
あなたと手を繋ぐこと、













私が消えても世界は止まらない、
けれど今だけは。




世界はたぶん、それだけで

今日も廻っている。




















今回珍しく全部自作。
構成力ゼロですみませ…

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