この両手が探すもの


























愛しいもの
焦がれたもの
決して手に入らないもの























本当に欲しいものは手に入らないのに。

あなたの声も聞こえないのに
あなたに声が届かないのに


それでも私は生きている

























何から何までが希望なのかもわからない

絶望の基準さえ判断できないけれど
それでも時間は流れてきて





























唯一の公平で

何よりも残酷な




その容赦無い流れに しあわせを引き連れて
























待っている 何を?

待っている 私を




















もう二度と会えないと知っていたなら



























仕方ない、
どうなってもいい、
どうだっていい


時間はこんな考えを生んでしまう残酷なものだから。














一度捨ててしまった居場所は
取り戻すことは簡単じゃなくて。
取り戻せてもそれはもう かつてのそれじゃなくて



いつでも僕らの手にする切符は片道のみのものだと
それを知らなかった僕も君も 確かに愚かだった。




































それでも待っているんだ

心のどこかで 希望を捨てきれずにいる。

まだ居場所が残っているような気がして
受け入れてもらえるんじゃないかなんて浅はかな考えを止めきれずに





君も同じだろ?





それなら



ねぇ、―――






















注)自作の詩やら色々な歌の歌詞やら混ざっております。

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